運営団体「SUKERU project」からみなさまへ
しわちょくは、紫波町の農家・高橋和久と蒲生庄平の2人によるチーム「SUKERU Project」が、
自分たちのつくるブドウやリンゴ、コメや野菜といった生産物をいちばん美味しいとれたての
タイミングで食べてもらいたい、という思いで開設した産直サイトです。
新型コロナウイルスによって僕たち紫波の農家も経済的な打撃を受けています。
けれど「新しい生活様式」が必要とされている今だからこそ、
僕ら若手にできることがあるのではないか。
僕たちは僕たちらしい方法で紫波の新鮮な生産物を安心な方法で届けたい。
そんな思いから、非公式な「11番目の産直」としてしわちょくをオープンさせるために動き始めました。
「SUKERU Project」は、岩手の方言で「助け合う」「手を貸す」という意味を持つ「すける」が語源です。
農繁期の紫波では、「すけてけで」(手伝ってくれ)と声を掛け合い、お互いの農作業を支え合っています。
僕たちは、農村の良い部分は残しながら、これからの時代に合った感覚と方法を取り入れた農業を
実践していきたいと思っています。
しわちょくのクリック&コレクトは、僕たち農家・提携店舗・消費者の3者が、少しずつ負担を分かち合うことにより、
紫波町で朝採れた野菜や果物をその日のうちに新鮮な状態で食べてもらうことができる仕組みです。
紫波のものを近距離の盛岡で消費することは、物流コストの削減や化石燃料の削減にもつながり、
物流も自分たちで担うことにより、簡易包装が可能になりプラスチックゴミの削減にも貢献できます。
また、産地にとっても近隣の消費地と直接つながることもメリットはたくさんあります。
このwithコロナ時代には首都圏などの飲食店や給食向けの大きな流通ほど深刻な影響を受けました。
生産者と消費者がしわちょくという場をつうじて直接つながることにより、
農家も消費者もともに安心を手に入れられるようになると僕たちは信じています。
岩手の農村から小さな挑戦を始めます。